鹿児島の友人にほんの少し十勝の鹿肉やチーズを送ったら、薩摩物産をこれでもかと送り返してくれました。

まず何よりも芋焼酎。鹿児島の焼酎といえば三岳、村尾、魔王をはじめとしてどれも美味しい。薩摩維新とはまた日本史に薩摩が果たした役割への誇りも思い起こさせるネーミングだし、黒と金の箱もなんとも格好いい。

それから黒酢や黒糖を全面に押し出した物産の数々。どれも芋焼酎との組み合わせは最高ですね。やっぱり穀物ってその土地の味覚の一番の基礎になっているんだね。人生のなかで二回だけ食の美味さに涙を流したことがあるけれど、一つがパリで食べたバゲット、もう一つが鹿児島で飲んだ芋焼酎だった。


しかしこれを送ってくれた友人は本当にセンスが良いというか、自分の地元についての知識をしっかり持った上で良いチョイスをしてくれているのだと思う。そういう奴なのだ。彼自身実に強烈に薩摩の香りとしか言いようがないものを身に纏っていて、それでいて自分の郷土に対してすごく批判的なところもあるのがオモシロイ。引っ越しが多かったせいか「土地」に対する愛着をあまり感じたことのない僕は、彼が地元のことを語るたびに、羨ましいような眩しいような気持ちになる。いつかそんな「根付いた」感覚を、どこかで持つことができるのだろうか…と。