僕は横浜に越してきたのち、確か年中から保育園に行っていた。その保育園の保育士さん(Kさんとしよう)というのが、園児に対して陰湿なタイプで、結構記憶に残っている。
覚えているのが、何か「花子さん」系の怖い話を読み聞かせていたときのこと(なぜ園児にそんなのを読み聞かせる!?)。細かいところは覚えていないが、その話になにか「これの意味が分かってしまったら死ぬ」的な要素があって、Kさんが別の園児に「これの意味分かる?」と聞いたのだ。で、その子が答えられずにいると、Kさんはその子に「良かったわねぇ、あんたバカで」と言い放ったのだった。
僕自身も随分と陰湿なマネをされた。僕はその頃「ことのちゃん」という女の子が好きだったのだが、ある時なぜかKさんが僕に「田中くんは好きな子いるの? 内緒にするから私にだけ教えて」と言ってきた。まだ純粋無垢であったワタクシは、こっそりとKさんに耳打ちした。するとそれを聞くやKさんは大声で、「ことのちゃーん! 田中くんがことのちゃんのこと好きだってー!」と叫んだのだった。
いや園児同士ならいいけども…園児に対してそもそも強い立場にある保育士がそういうこと言ったらイカンやろ…
Kさんの記憶は僕にとって、自分はこういう人間ではありたくないなぁという一つの事例として心に残っているのであった。