この時期は山菜が豊富である。ということでフキノトウに続いて、道の駅で買った「やちぶき」を食してみる。こちらは関東では馴染みのない食材なのではないだろうか。

正式名称は「エゾノリュウキンカ(蝦夷立金花)」。山間の水辺で4~5月になると黄色の花を咲かす、春の訪れを告げる花である。北海道では葉を春の山菜として食すのだそう。今回はスーパーの特売で10枚入り50円(!)で買った小樽てんぷら(かまぼこ)と一緒に卵とじにしてみる(記事は書き溜めているから、賞味期限も少し前の日付なのだ。決して一か月以上も冷蔵庫に眠らせていたわけではない)。

やちぶきはさっと塩茹でして、しばらく水につけておいてアクを抜き、食べやすい大きさに。小樽てんぷらを細切りにしてごま油でさっと炒め、やちぶきを加え、味噌・砂糖・醤油・酒を小さじ1ずつ投入し、充分調味料を絡めたら、溶き卵を入れる。

砂糖が染みた小樽てんぷらの甘みと、やちぶきの苦みの組合せがかなりやみつき。焼酎なんかにもとても合いそう。日本酒にも合いそう。ビールにも合いそう。ああ酒が飲みたい。昨日友人が酒を飲みながら電話をかけてきてくれて、久々に話ができて嬉しかったのと同時に酒が無性に飲みたくなった(因みに話題は「キングダムの世界、項羽と劉邦、三国志の時系列について」であった)。もともと一人酒をする質ではないのだが、人と酒を飲む機会がない分、今は週に350ml缶を1、2本しか飲んでいない。ここは陸の孤島だから、好きなときにコンビニに行って酒を買うことはできないのだ。コロナ禍でもあるし、「友人と酒を飲む」ということをこれほど切望したことはない。
ともあれ、ふきのとうといいやちぶきといい、山菜って本当に美味しい。いつか集めてみたいものだけど、北海道初心者の僕にはヒグマが怖すぎてまだ無理だ。というか今後も多分無理だ。おとなしく誰かが収穫したものを頂くことにしようと思う。